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読んだ本をまとめます

マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる〜く解説

2012年1月25日 大上丈彦 『マンガでわかる統計学 素朴な疑問からゆる〜く解説』 SBクリエイティブ

統計学についてのゆるい語りに親しんでいるうちに、確かな地図が描ける。

マンガによる解説付きで、初級者向けに統計学を解説する本です。 とても親しみやすいので、統計学に威圧感を覚えた方は、まずこの本から入ってみてはいかがでしょうか。

きっかけ

統計学を学ぼうシリーズ2冊目です。 『完全独習 統計学入門』とパラレル読みする相方を探していたら、ちょうどよい本に出会えました。足りない部分を保管し合い、重なる部分は増強し合う、よい読書になりました。

概要

度数分布表やヒストグラム、平均や標準偏差といったおなじみのメンバーの紹介から始まり、正規分布などの分布を学んで記述統計学の足元を固めてから、区間推定や仮設検定といった推測統計学の領域に踏みこんでいきます。 一番の特徴は、絵が多いので説明されていることがすんなりと頭に入ってくることです。文章とマンガが補いあっているので、イメージが掴みやすいです。

私見

羊と山羊、狼の掛け合いと、大上さんの口調が絶妙なハーモニーでした。 先に読み進めていた『完全独習 統計学入門』と保管し合う形で、統計学の基礎を確かなものにしてくれたと感じます。 手を動かす部分が薄いので、別の教材があると尚よいです。 とてもよい本なので是非とも電子書籍になっていただいて、気軽に持ち運ばせていただきたいところです。